津八幡宮では、10月第2月曜日の前々日と前日に神輿渡御神事を、 10月15日に例祭が行われています。
神輿渡御神事が行われる10月第2月曜日の前々日と前日には、郷土芸能の巡行も行われ、同時に津市中心部では様々な行事が行われます。これら一連の行事が現在の津まつりであり、津の秋を彩る恒例行事として広く市民に親しまれています。
八幡町巡行(巡幸)
津まつりの一日目は、早朝より津八幡宮にて神幸祭が行われます。また、9時より境内にて郷土芸能がお祓いを受け、奉納演舞を行います。その後、各芸能と津八幡宮の神輿は、伊勢街道を通って津市中心部へ向かいます。
津八幡宮から津市中心部へ
津八幡宮を出た郷土芸能と神輿は、氏子の家々を練りながら、伊勢街道を経て津市中心部へと向かいます。この祭礼行列は、古くから祭礼行列の先頭を務めてきた玉山車を受け継ぐ元気玉太鼓の山車を先頭に、しゃご馬、高虎太鼓、唐人踊り、八幡獅子舞と続き、その最後に津八幡宮の神輿が続きます。
途中、八幡町からエンマ堂まで続く八幡通り(伊勢街道)では、郷土芸能と神輿が順に隊列をなして巡行(巡幸)します。この様子は、津まつり初期を伝える古文書や絵巻物などにも描かれており、江戸時代から変わらぬ風景が現在でも見られます。
八幡町の町並みと行列
八幡町は、津八幡宮への奉仕のため寛永年間に造られた町で、現在でも狭い間口に奥行きが長く、隣同士の建物が隙間を開けずに建てられた、いわゆる”ウナギの寝床”と呼ばれる土地と建物を残しています。
また、八幡町を含む八幡通りは第二次世界大戦での焼失を免れており、戦前からの建物が多く残っています。戦前より建つ建物は年々減ってきていますが、この古い町並みを郷土芸能や神輿が巡行(巡幸)する様子は、津まつりと津のまちの歴史を感じさせます。
津市中心部の行事
津まつり大パレード
津・郷土芸能の集い
津商工会議所
津商工会議所 青年部 (元気玉太鼓)
津しゃご馬保存会 (しゃご馬)
津民芸保存会 (八幡獅子舞・入江和歌囃子)
青山高等学校 和太鼓部 (和太鼓)
※()内は継承する芸能
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