津郷土芸能連絡協議会

津郷土芸能連絡協議会(つ きょうどげいのう れんらくきょうぎかい)

 東に伊勢湾、西に奈良県と接し、面積が711.18平方メートルある津市では、市内各地で様々な芸能が受け継がれています。

 平成15年(2003年)に設立された津郷土芸能連絡協議会では、津市内各地で地域の発展、文化の振興、地区の神事などで受け継がれている芸能を保存・継承する16団体と、安濃津よさこい実行委員会、津商工会議所を合わせた18団体が所属し、活動を行っています。


津郷土芸能連絡協議会 所属団体

 津商工会議所

 津商工会議所 青年部 (元気玉太鼓)

 津しゃご馬保存会 (しゃご馬)

 津高虎太鼓 (高虎太鼓)

 津高虎太鼓 華乃津会 (高虎太鼓)

 津青年会議所 高虎太鼓 (高虎太鼓)

 分部町唐人踊り保存会 (分部町唐人踊り)

 津民芸保存会 (八幡獅子舞・入江和歌囃子)

 伊勢津太鼓保存会 (伊勢津太鼓)

 伊予町青壮年会 (伊予町山車)

 津音頭保存会 (津音頭)

 町屋百人衆 (巨大龍踊り)

 白塚獅子舞保存会 (白塚獅子舞)

 美里龍神太鼓 (美里龍神太鼓)

 榊原湯の瀬太鼓 (榊原湯の瀬太鼓)

 美杉連山のろし太鼓保存会 (美杉連山のろし太鼓)

 青山高等学校 和太鼓部 (和太鼓)

 安濃津よさこい実行委員会

※()内は継承する芸能


所属団体が受け継ぐ芸能とその地域

- 津市東部 -
津地域

 津商工会議所 青年部  《公》 《郷》 《当》

元気玉太鼓 江戸時代に疫病退散を願って玉山車が作られ、西町(現;津市中央)の人々により守られてきました。 少子高齢化により一時休止しましたが、平成10年(1998年)に津商工会議所青年部が「元気玉」として再復活させ、現在に引き継がれています。

 津しゃご馬保存会  《公》 《郷》 《当》

しゃご馬 江戸時代初期に萱町の出し物「石引」の先達として出現したとされており、祭礼当初から受け継がれている、津市を代表する郷土芸能の一つで、津市民に長く親しまれています。

 津高虎太鼓  《公》 《郷》

高虎太鼓 昭和48年(1973年)に津青年会議所創立二十周年記念事業として創設されました。 昭和54年(1979年)に市内の小学生を募って少年隊を結成し、 昭和59年(1984年)に少年隊から津高虎太鼓として独立しました。 現在では 津まつりのほか、定期演奏会や市内外の行事等に多く参加しており、小学生から70代まで150名以上が会員として活躍しています。

 津青年会議所 高虎太鼓  《公》 《郷》 《当》

高虎太鼓 昭和48年(1973年)に津青年会議所創立二十周年記念事業として創設されました。津まつりでは山車上にて迫力ある高虎太鼓の演奏を行います。

 津高虎太鼓 華乃津会  《公》 《郷》 《当》

高虎太鼓 平成4年(1992年)12月に発足。見目麗しく清らかで、津市を代表する高虎太鼓の傘下に入り、現在に至っています。

 分部町唐人踊り保存会  《公》 《郷》 《当》

分部町唐人踊り 津まつり初期の寛永13年(1636年)から続く芸能で、江戸時代の「朝鮮通信使」をまねたものとされています。 隊列をなし、止まってはラッパを吹き、笛や太鼓の音に併せて「歓喜の踊り」を舞う姿は津まつりの花形として古くから受け継がれ、津市を代表する郷土芸能の一つとなっています。

 津民芸保存会  《公》 《郷》 《当1》 《当2》

八幡獅子舞 寛永年間(1624年~1644年)に神輿の先達として行列に加わったのがそのはじまりとされています。 昭和41年(1966年)には津民芸保存会が結成され、津まつりでの巡行のほか、1月1日には津八幡宮の歳旦祭にて舞が奉納されるなど、八幡獅子舞を現在に継承しています。

入江和歌囃子 津市入江町に伝わる踊り囃子に神田囃子(馬鹿囃子)の面白さを加味して、明治中期に完成しました。津まつりでは、お囃子に合わせて山車の上で鯛を釣り上げます。 昭和41年(1966年)には津民芸保存会が結成され、津まつりでの巡行のほか、1月1日には津八幡宮の歳旦祭にて奉納されるなど、入江和歌囃子を現在に継承しています。

 伊勢津太鼓保存会  《公》 《郷》

伊勢津太鼓 のちに藤堂高虎公が入府する津城は、戦国時代に織田信包公が築城しました。伊勢津太鼓は、この信包公が戦の際に兵士を太鼓で鼓舞したことが町民にも広がり、町民の間でも太鼓演奏が行われるようになったことがそのはじまりといわれ、現在に受け継がれています。伊勢津太鼓保存会は、旧津市内の商店主らによる津市専門店会の青年部員と、一般募集した会員によって活動が始まりました。その後、津市専門店会の解散に伴って、昭和49年(1974年)に伊勢津太鼓保存会が設立されました。

 伊予町青壮年会  《公》 《郷》

伊予町山車 かつて藤堂公は、津の大祭にて伊予町(現;岩田)の紅葉囃を大変お気に入りになり、城内にて演舞を行った際には、町民にお褒めの言葉をかけたと伝わっています。紅葉囃には行きと帰りの二曲があり、昔からまつりには不可欠な曲となっています。津まつりでは、迫上がり式の山車の上で踊り手が踊りを披露します。戦前の津まつりではこの伊予町山車のような迫上がり式の舞台山車が多く見られたそうですが、戦後では昭和34年(1959年)に完成した伊予町山車のみが津市で見られます。

 津音頭保存会  《公》 《郷》

津音頭 昭和39年(1964年)に津市政75周年を記念して「津音頭」が作られました。作詞・作曲は米山正夫氏、歌は北島三郎氏と五月みどり氏が歌っており、現在では津市の盆踊りで欠かせない曲となっています。津音頭保存会は昭和37年(1962年)に発足し、「津音頭」や「高虎音頭」の歌と踊りの伝承を行っています。

 町屋百人衆  《公》 《郷》

巨大龍踊り 栗真町屋町を活性化しようと、平成7年(1995年)に町屋百人衆が結成され、毎年7月上旬に行われる千王神社の祭礼行事(雨乞い神事)で、全長55mの巨大龍を踊ります。

 この巨大龍の全長(55m)は千王神社の参道の長さと同じで、日本一の長さを誇ります。現在の巨大龍はアルミフレームに会員らが自ら画いた模様の布地を被せて製作されており、龍の口からは炭酸ガスが吹き出し、町内の男衆が操る巨大龍の踊りは圧巻です。

 白塚獅子舞保存会  《公》 《郷》

白塚獅子舞 津市白塚町の西町地区に伝わる獅子舞は、毎年旧暦2月の初午の日を中心とした3日間に実施されます。安永年間(1772年~1781年)より現在まで約250年ほど続く伝統芸能で、町民の厄払いや無病息災を願い、西町地区全戸(約200戸)で門舞を行っています。 平成17年(2005年)には津市指定無形民俗文化財に指定されました。


- 津市中部 -
美里地域

 美里龍神太鼓  《公》 《郷》

美里龍神太鼓 郷土文化の振興のため、「 和太鼓を通じて心身を鍛え、豊かな想像力とたくましい精神力を養い、青少年の健全育成に寄与すること」を目的に、平成9年(1997年)に美里龍神太鼓が発足しました。美里龍神太鼓は、創作太鼓として各地の行事などに参加し、「郷土文化への創造」をテーマに充実した太鼓団として活躍しています。

久居地域

 榊原湯の瀬太鼓  《公》 《郷》

榊原湯の瀬太鼓 津市榊原町は、清少納言の「枕草子」で日本三大名泉と謳われた、榊原温泉があります。この榊原に流れる榊原川の通称「湯の瀬川」から命名された榊原湯の瀬太鼓は平成9年(1997年)に発足し、団員手作りの曲を、地域の祭りや福祉施設の行事などで演奏しています。


- 津市南部 -

白山地域

 青山高等学校 和太鼓部  《公》 《郷》

青山高等学校 和太鼓部 青山高等学校は、津市の青山高原の中腹に位置する全寮制の私立高校です。平成21年(2009年)に創部し、校内行事や地域での演奏を中心に活動を行っています。また、津まつりや松阪祇園祭など地域のお祭りにも参加しているほか、様々な大会にも出場しています。『自分達にしかできない太鼓』ができるよう一人ひとり努力を重ね、高校生として全力で演奏をしています。

美杉地域

 美杉連山のろし太鼓保存会  《公》 《郷》

美杉連山のろし太鼓 津市美杉町の活性化と青少年健全育成のために、平成3年(1991年)に発足した美杉連山のろし太鼓保存会は、各地の行事などで美杉連山のろし太鼓を演奏しています。


- その他 -

 安濃津よさこい実行委員会  《公》 《郷》

安濃津よさこい 平成10年(1998年)に津青年会議所が主体となって開催された「よさこいソーラン」がはじまりで、現在ではお城西公園会場を中心に安濃津よさこいとして実施され、県内外より毎年多くの団体が参加して行われます。




---------- 凡 例 ----------

- 津市地域 -

地域名

 団体名  《公》 《郷》 《当》

芸能名 (芸能詳細)


※津市地域・・・津市内の大区分(東部、中部、南部)に基づく

※地域名・・・津市の旧市町村区分(津市→津地域、美杉村→美杉地区)に基づく

《公》・・・津まつり公式HPリンク、《郷》・・・津郷土芸能連絡協議会HPリンク、《八》・・・八幡の笛木リンク

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